今回ご紹介させていただくのは4才のフレンチブルの女の子です。
鼻の穴が狭く呼吸が苦しそう、いびきをかく、夏場はとてもお散歩に行けない、外出から帰ると呼吸が苦しく立っていられないとの事でご来院されました。
診察の結果、軟口蓋過長症と鼻孔狭窄症である事がわかり手術を行う事になりました。
パグやブルドック、フレンチブルなど鼻ペチャの短頭種と呼ばれる犬種に非常に多い病気です。
こちらが手術前の鼻の写真です。
鼻の穴がなく、ぴっちりと詰まってしまっています。
ご来院時も緊張もあってハァハァと苦しそうにしていました。
レーザーで手術を行いますので軟口蓋過長と鼻孔狭窄症の手術を同時に行え、さらに日帰りで手術ができます。
こちらが鼻の処置中の写真です。
左の処置が終わった時点の写真です。ご覧の通り出血や腫れもありません。
こちらが術後の写真です。
鼻の穴がしっかりとでき、呼吸がスムーズになります。
そしてこちらが軟口蓋過長症の手術前の写真です。
軟口蓋が長く垂れさ下がってしまっている事がわかります。呼吸をするときに障害になりいびきなどの原因にもなります。
こちらが手術直後の写真です。
腫れや出血がない事がわかります。
オーナー様にも、イビキなどが前よりも落ち着き本人も楽そうでよかったと喜んでいただけました。
今後は少しでも呼吸がスムーズにできるようになり、わんちゃんの負担が軽減されると良いと思います。